確定拠出年金について調べてみた

先日、友人から確定拠出年金に入ろうと思っているがどう思うか、という相談がありました。

その友人は会社に退職金の制度が無いとのことで、個人型の確定拠出年金を検討していましたが、既に「確定拠出年金のメリット」のような本を購入して入る気満々だったので、その本を借りて読みつつ早速調べてみました。

細かい仕組みは下記のサイトが詳しかったのでご覧ください。
老後年金.net
http://rougo-nenkin.net/
個人型確定拠出年金のメリット・デメリット
http://money-lifehack.com/asset-management/1348

ざっくり書くと、メリットとデメリットは下記の通りです。
<メリット>
・全額が控除対象となり、節税可能
・運用益が非課税
・受け取り時にも控除対象
<デメリット>
・60歳まで解約できない
・選択した運用方法によって元本保証ではない
・それほどインフレに強くない

その友人は今年度に家を新築で建て、住宅ローンを35年で設定しているとのことでした。
住宅ローン減税でたっぷり税額控除となる状況で、メリットとデメリットを検討してみました。

住宅ローン減税
http://suumo.jp/journal/2014/01/17/57173/

自分の考えでは、この友人の場合は確定拠出年金に入るのはメリットが少ないため、やるとしても下限額(月額5,000円)で実施するのが良いのではないかと思います。代わりに住宅ローンを繰り上げ返済したほうが、将来のリスクが少なくなって良いかと思います。
※たくさん稼いでいて、住宅ローンの控除を受けてもたっぷり税金を払っているような方は、上限額で確定拠出年金を利用しても良いかと思います。

<理由>
インフレリスク
・住宅ローンは10年固定とのことだったが、金利上昇のリスク対策として繰り上げ返済すべき
運用リスク
・確定拠出年金はインフレに強い、と書いてあるものが多いですが元本確保型ではインフレに弱い
・アベノミクスが先行き不透明になってきたので、運用重視型では大きな損が出る可能性がある
→上がりそうになったらインフレに対応できるタイプに変更していく?
流動性低下
・本人の死亡等を除いて60歳まで引き出せない
→これから子育てなどを控えて、余裕があればよいのですが
転職時に資格を失う場合がある
・企業年金のある会社に転職した場合に、加入資格を失います
→節税効果は得られず、解約もできず、手数料だけがかかる状態になります

ということで、記事がご参考になれば幸いです。

※本情報について
2014/8/31現在で、自分が調べた情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

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