以前2020年4月に定期預金の金利が0.002%になったという記事を書きましたが、2024年3月下旬ごろから多くの銀行で普通預金は0.02%、定期預金の金利は0.025%になっています。
私は毎月末につみたて定期を実施していますが、金利0.002%で満期まで保有するよりも、中途解約したほうが金利が高いので、0.002%の定期預金は全て中途解約しました。
・定期預金のメリットとは?デメリットや資産管理方法も併せて解説!(りそなグループ みんなが知りたい資産運用) → 定期預金を中途解約でも手数料はかかりませんが、利息は計算しなおしで減ることが多い点にご注意ください。
以下、ざっくり試算してみました。下記のイオン銀行のサイトが便利でしたのでご確認ください。※金融機関の商品によって、複利の計算期間(半年だったり1年だったり)や細かい部分が異なりますので、気になる方は説明を確認していただけますようお願い致します。
・定期預金利息シミュレーション (イオン銀行)
25,000円の金利0.002%のつみたて定期(1年複利)を3年間満期まで保有した場合 → 想定利息 3年で1円
- (1年目)25,000円 x 0.002% = 0.5円
- (2年目)25,000.5円 x 0.002% = 0.50001円
- (3年目)25,001.0001円 x 0.002% = 0.500020002円
- 税金 1.500030002円 x 20.315% = 0.347310949063円 ※切り捨て
25,000円を中途解約して、普通預金(0.02%)で放置した場合 →想定利息 半年毎に2円(3年で12円)
- (半年毎)25,000円 x 0.02% x 0.5(半年) = 2.5円 ※端数切捨て、税金は1円未満切り捨て
25,000円を中途解約して、3か月定期(0.025%)にした場合 →想定利息 3か月ごとに1円(3年で12円)
- (3か月)25,000円 x 0.025% x 0.25(3か月) = 1.5625円 ※端数切捨て、税金は1円未満切り捨て
25,000円を中途解約して、6か月定期(0.025%)にした場合 →想定利息 6か月ごとに3円(3年で18円)
- (6か月)25,000円 x 0.025% x 0.5(6か月) = 3.125円 ※端数切捨て、税金は1円未満切り捨て
ということで、0.002%の定期預金はすぐに解約して、普通預金にしておくだけでも受け取る利息は増える計算となります。普通預金よりも定期預金のほうが少し金利は高いのですが、その差は微々たるものなので、手間なども考えると普通預金のままでよいかなと思います。現状は金利上昇局面なので普通預金は何もしなくても上昇した金利が適用される点もメリットです。(※普通預金に入れておくと使ってしまうという方は期間が短めの定期預金に利息がつく金額/期間で入れておくのもおすすめです)
※本情報について
2024/6/1現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。
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