選挙で投票する際、皆さんは何を基準に投票をしていますでしょうか?
自分に考えが近い政党の候補だったり、駅前で演説しているのを聞いたことがあったり、主張している内容が面白そうだったり、と色々な基準で投票されていると思います。現職が再選を目指して立候補しているときは、当時の公約とその実績なども重視されているかもしれません。
・小池都知事 公約どうなった? (しんぶん赤旗 電子版)
今回の都知事選は、NHKやTOKYO MXでテレビの政見放送が流れます。政見放送はテレビやラジオで候補者が一人ずつ、限られた時間内で有権者に対して、政策や主張をするのですが、選挙ポスターや新聞、ニュースを見ているだけでは入ってこない情報(政策だけでなく、人柄や話し方も含め)があるので、有権者の方は気になる候補者のものだけでも、ぜひ録画等して見てみて下さい。私も、初めはトンデモない政見放送をする候補者がいるから、という理由で見ましたが、色々な人の政見放送も見てみたくなり、手当たり次第に録画予約しました。ついでに言うと私は元都民で、今回の都知事選の選挙権はありません。。。
・東京都知事選2020「政見放送スケジュール」(政治山)
テレビのニュースや新聞では決して取り上げられない候補者にも、時間が平等に割り当てられ主張をしています。ネットでは面白おかしく取り上げられる候補者についても、主張の一部には同意する部分があったり、超クレイジーっぽい候補者が、実はかなり真面目で頑張っていたり、宗教系というだけで敬遠されがちな候補者は、実はものすごく落ち着いていて優秀そうでまともな主張をしていたり、と実際に見てみて認識を改めることが多かったです。
※投票してもどうせ現職が勝つから投票に行くのは無意味、という考えの方にお伝えしたいことがあります。もし自分が投票した候補者が落選してしまっても、決して無意味な一票ではありません。
1.接戦で敗れた候補者は次の選挙で頑張ろう、という気持ちになるかもしれませんし、接戦で競り勝った候補者は、次の選挙で負けるかもしれないと思い、気を引き締めて職務に励むかもしれません。(逆に組織票だけで圧勝した候補者は、組織だけを大事にすれば選挙に当選できると考えてしまうので、みんなのために働く、というよりは組織の利益のために働くようになるのは自明の理、今の日本の一部の姿ではないでしょうか)
2.供託金の没収を免れる効果。選挙に出るときには「供託金」を預託することが法令で決まっています(都知事選挙は300万円です)そしてこのお金は、決められた得票に満たない場合は返還されず、没収されてしまいます。応援している政党や候補者が、一定数の得票を得て、供託金の没収を免れることで、次回の選挙に出馬するために使うことが出来たり、私財を投げうって選挙活動をした候補者の生活を支援できたり、という効果があると思います。
・供託金 (WikiPedia)
※もし、忙しくて候補者のことが良く分からなくても、選挙に行かないのではなく「応援したい政党の候補者に投票する」もしくは「応援したくない政党の候補者以外に投票する」ことをお願いしたいです。理由は、選挙に行かないことで、組織票を持っている候補者や政党が有利になり、どんなに投票率が低くても当選は当選、そこからは選挙で選ばれた代表、ということになってしまいますので、現状がおかしい、と思えばぜひ投票に行って意思を表明してください。私も、候補者のことをしっかりと調べられずに、良く分からない時にも、投票には出かけて、投票所の近くにある選挙ポスターの掲示板を見比べて投票しています。
※本情報について
2020/6/28現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。
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