最近は政治や選挙の記事が多く、IT系や節約FP系や育児系の記事を楽しみにしていただいている方には申し訳ございません。
この前の選挙の結果を受け、「野党共闘は失敗」「維新や国民民主党の改革中道路線が求められている」と結論付けられることが多くなっていますが、このあたりに疑問を持っていますので、つらつらと書かせていただきます。
- NHKの出口調査が大きく外れた
- 立憲民主党と国民民主党の略称が「民主党」で被っていて、案分された
- 同姓同名のカメイアキコさんが同じ選挙区に出馬して、両方落選
1.NHKの出口調査が大きく外れた
NHKのサイトに小選挙区について記載がありました。自民党が選挙の最終盤で引き締めをおこなったため、とありましたが本当でしょうか。実弾(現金)が飛び交っていなければ良いのですが。
・衆議院選挙 NHKの議席予測はなぜ外れたのか (NHK政治マガジン)
2.立憲民主党と国民民主党の略称が「民主党」で被っていて、どの程度案分された?
全国的な比例代表の得票数の結果が記載されたサイトがなかったので、東京ブロックの得票数が書かれていた東京新聞Webサイトのリンクを載せておきます。
・自民得票率0.55ポイント増31・02% 維新が公明・共産上回る 比例代表東京ブロック (東京新聞Web)
今回、立憲民主党と国民民主党が、ともに略称を「民主党」と届け出たことで、「民主党」と書かれた表は案分されました。茨城県内だけで11万票が「民主党」で投票されたため、立憲民主党に84,570票、国民民主党に24,867票が配分され、両党の案分票の割合は3割強だった、とあります。
・「民主党」案分票、県内11万票 立民と国民、比例得票の3割強 県選管に「同じ略称、誤りでは」 (東京新聞Web)
また下記の記事では、「開票管理者が判断するが、無効になる可能性がある」とも書かれています。全国的に統一した基準で行われていないことに驚きを感じますが、バンバン無効票にしてしまっていないか心配になります。
・比例代表で「民主」と書いたら… (西日本新聞)
・参議院選白票水増し事件 (WikiPedia)
立憲民主党に合流したときに、両党できちんと取り決めをしておけば良かったといえばそれまでですが、自署ではなく選択して○をつける方式にするとか、ネットで投票できるようにするとか、早く検討してもらいたいです。案分でワリを食ったのは立憲民主党、得をしたのは国民民主党、バンバン無効票になっていれば、両党以外の党が得をしたと思われます。
3.同姓同名のカメイアキコさんが同じ選挙区に出馬して、両方落選
島根1区で、同姓同名の候補者が出ましたが、結果として二人とも落選しました。先ほどの比例代表の案分は、立憲民主党、国民民主党の得票割合に合わせて案分というやりかたをしたところがあったようですが、小選挙区の同姓同名ではそのような手法も使えず、どのように案分したかは明らかにしていないということで、バンバン無効票にしたりしていないか懸念されます。
・島根1区 (NHK衆議院開票速報)
・選管判断分からずじまい 島根1区 氏名読み方同じ候補 9市町村全てで案分票 (山陰中央新報デジタル)
つらつらと書きましたが、正確に民意を反映させる、誰かの恣意的な意図や判断が入り込まない仕組みになってほしいと思います。この制度を逆手にとって、以前に東京都知事選でN国党が「コイケユリコ」さんを担ぎ出そうとしていたというニュースを見ましたが、党名を「自国民をNHKから守る党」などに変更して、略称「自民党」で届け出れば、ある程度議席が取れてしまうんじゃないかと思いました。立花党首の動きには密かに注目しています。
野党連合は、「自民公明党」や維新からの印象操作(共産党に対するレッテル貼り、野党は批判ばかり、選挙のための野合、等)にまんまとやられてしまった感じがありますが、小選挙区で議席を増やしたという結果は、間違いなく効果があり、与党を追い詰めていたと思います。立憲民主党は新しい代表の基で、ぶれない方向性を定めて、頑張ってもらいたいと思います。自分の意見ですが、背後から撃ってくるような連合はさっぱりと手を切り、Dappiや黒瀬深などのネット工作を蹴散らし、しがらみなく未来を語って堂々と支持を得てもらいたいと思っています。
「今だけ・金だけ・自分だけ」の自民公明党政治はもういらない、「ゆ党」の維新や国民民主党は自分たちが与党に加わりたい、イニシアチブを握りたい、という狙いが見え隠れするので信じていませんので、現状では立憲民主党や共産党を応援しています。みなさんはどうお考えでしょうか。
※本情報について
2021/11/14現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。
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