ニュースの中で、東京都の新規感染者数が取り上げられています。その数字で、新規感染者数が「増えてきた」「減ってきた」「下げ止まり」などと言われていますが、私は疑問を持っています。
新規感染者数は、同じ陽性率だと仮定すれば、検査数を増えれば増加し、検査数が減れば減少していく数値ですので、検査数と合わせて確認しない限り、新規感染者数単独では、あまり「増えた」「減った」を論じるには意味が無い数値ではないでしょうか。（前の週と比べて検査数が減っていれば、感染者数も減る）
東京都は特設サイトで色々なモニタリング数値を公開していますので、確認してみます。
・新型コロナウイルス感染症対策サイト (東京都)
6/20の朝時点で特設サイトに表示された情報を引用します。（数値は日々更新されていますので、ご自身でもご確認下さい）
上の図を見ると、新規陽性者数は減少傾向に見えますが、下の図を見ると、そもそも検査数が5月10日あたりから明らかに減ってきていることがわかります。ずっと同じ検査数（例えば5月上旬の1万件くらい)であれば、今よりも新規感染者数はずっと多くなると推測されますが、そういったことは、あまりニュースでは触れられないですね・・・。
なんとしてもオリンピックを開催したいがために検査数を減らしているのでは、という疑念も頭の片隅にあるのですが、ワクチン接種を優先しているとか、保健所が多忙過ぎるとか、色々な要因が重なり合っていると思います。大事なことは、起きている事象の本質は何かを見極めること、溢れる情報の中から必要な情報を取捨選択して活用することだと思います。
ワクチン接種についても、2回打った人が増えてくると、同町圧力が強まってきそうですが、最後に判断するのは自分自身です。正しい情報を掴んで、後悔の無い判断ができるように、日ごろから情報に対するアンテナを高くして、デマ情報等に影響されないようにしたいと思います。政府が情報公開に積極的で正しい情報を包み隠さず出してくれれば、疑うことも無かったかと思うのですが、これまでやってきたことの結果ですよね。自分の身は自分で守りましょう。
※本情報について
2021/6/20現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。
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